トップページ ごあいさつ・教室案内 ORABC's英語教室 よくあるご質問 お問い合わせ

福岡市中央区桜坂のこども英会話教室(美川オーラゆき主催オーラビーシーズ英語教室)

ブログ

ORABC's英会話TOP > ブログ > 長屋のババア

長屋のババア

日本ブログ村へ参加しています。よろしければクリックお願いします。

にほんブログ村 英語ブログ 子供英語教室へ

コドモタチのレッスン中。
ドアベルが鳴る。
と同時に「すみません!」の声。
玄関先に立つのは見知らぬ男女、小学中学年か。

「助けてください!」
……穏やかでは無い。

「ボールが、いや、ボールみたいな…」
「わたしたちが……」
訳を聞くとそれぞれが単語で話し始める。
【コドモタチあるある】である。

「何を言っているかわかりません。
それじゃ助けたくても助けられない。
きちんとお話ししてください。」
一喝したらようやく文章が返って来た。
遊んでいたオモチャが自販機の裏に入り込んだので探せと言う。

自分で探してくれよ、心の中でつぶやく。
でも頼ってくれた子供達を無下には出来ない。
教室のコドモタチに断りを入れて外へ出る。

おや?
子供の数が4人に増えてる。
しかもひとりは我が生徒。

自販機に携帯アプリの懐中電灯で灯りを当てる。
探し物はすぐ見つかった。

「何か言うことは?」
「ありがとうございます」と、男の子。
“Thank you.” と、我が生徒。
あら素敵★センセーの顔が見てみたい。

 

で、その翌日。
昨日の生徒に聞いてみる。

「◯◯くんがオーラに頼もうって言ったの」
あら、てっきりアタクシはアナタが言ったとばかり……

アタクシは知らない◯◯くん、アタクシを知ってたらしい。
このマンションの住民だとか。
いつも外でゲームしている中のひとりかな。
挨拶し返さないくせに顔は覚えててくれたのね。
ちょっと嬉しい♫

アタクシの夢は【長屋のババア】。
口うるさくて近所の子供に煙たがられる、そんなババア。
昭和の時代にはたくさんいたね。
今の時代は誰彼声をかけるの難しいけれど、
アタクシその第一歩は踏めてるかしら、◯◯くん。

時に◯◯くん、君もこの輪に入らないかい?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です