中学校1年生の冬休み、友達と観た映画『E.T.』。
地球に取り残された宇宙人のE.T.。
人間の子供と仲良くなり、その子の力を借りて
ハロウィンの夜、仲間の元へ帰っていく。
ざっくり言うとそんなオハナシ。
そんなこんなでハロウィンという言葉を聞いた事はあるけど、
一体どんなモノなのかちっともわからなかった。
それから20年近く経った秋、私はアメリカを旅していた。
時はたまたま、ハロウィンのころ。
教えてもらってカボチャを彫る。
ご近所では自宅をお化け屋敷のように飾るお宅がちらほら。
10月31日の夕方、思い思いの衣装に身を包んだ子どもたちが
近所の家を回ってお菓子をもらう。
そのイベントが楽しくて愛らしくて、
その時はまさか自分が英会話の仕事に携わるなんて夢にも思ってなかったけど
でもきっと、日本の子どもたちにハロウィンを伝えたいと思った。
そして英会話の仕事に携わった20数年前から私は本気でハロウィンを伝えている。
教室の中も外もお化け屋敷のように飾りつける。
初めての子どもはビビるけど、それでも一度ハロウィンを経験したら
『怖くないとハロウィンじゃないよね〜』とのたまう。
しめしめ、またひとり本物のハロウィン好きを増やせたぞ♪
それでも怖がりの子はいる。
デコレーションには慣れた(我慢してる?)のか、何も言わない。
が、10月になってハロウィンの歌を歌った時のコト。
この歌はノリノリで子どもたちにも人気の曲。
“One more time!” と催促がくる1曲。
歌が好きなその子も、もちろん喜んでくれると思っていた。
でも、”No thank you.”と言って座ってしまった。
顔がこわばっていたけど、今日は気分じゃないのかな?と思い、
無理強いはせず、歌いたい子と一緒にもう1回歌う間待っててもらった。
そして後でお母さんが教えてくれた、この歌を怖がっている事を。
ビデオに出てくるVampireが恐ろしいのだと。
ごめんよ、ボーイ。
ハロウィンに関しては本気を出すけど、
レッスンに使う歌が怖いならオハナシは別。
そんなに怖いならやめてしまいましょ。
10月の歌は変更するからね。
今度は一緒に歌おうね。